LEDでのライティング(照明)のお話

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どんな時間でも安定して撮影するには、LEDのライトを使う事をお勧めします。
太陽光を利用したら、時間や天候によって色、明るさが変わりますし、室内用の照明では、撮影に適していない光の事が多いので、頻繁に撮影する方は、最低でも60W程度のLEDライトを使う事をお勧めします。

この章のライティングを参考にすると
いつもで安定した光で
商品を狙ったイメージで魅力的に撮影する事が出来ます。

目次

天井バウンス

ライトを天井に向けて、その反射で撮影する事を天井バウンスと言います。
これを基本にして考えるのが簡単で良いと思います。
天井とライトの距離が近いと硬いライティング(影が強く出る)になります。

上の状態で撮られたものが、こちら。

ライトを低くすると、天井とライトの距離が離れて、かなり柔らかい光になります。

ライトと天井の距離を離した方が、影が弱くなりました。

影が硬い
影が柔らかい

ほんの少しの差ですが、被写体に落ちる影が嫌だと思った時に
こんな事を覚えておくと対応出来る事も有ります。

ライト直当て

文字通り、ライトを直接当てる方法です。

直当てで撮った作例です。
太陽光が直接当たった様なイメージになります。
ドリンクだったら、霧吹きで濡らしたりすると、夏っぽい演出が出来ますね。
影がキツく出ます。
よほどの狙いが無いと使わない方法です。

上の直当てのセッティングにスチレンボードを1枚追加。
右にスチレンボードという白い板を立てた事によって、少し反射して影を弱くする効果が出ます。
スチレンボードはホームセンターなどで購入できます。

スチレンボード有り
影が弱い
缶の右が明るい
スチレンボード無し
影が強い
缶の右が暗い

ソフトボックス

被写体に面している部分が、乳白のナイロンで光が柔らかくなります。
方向性のある影は有りますが、比較的かんたんに運用できます。

スチレンボード有り
影が弱い
缶の右が明るい
スチレンボード無し
影が強い
缶の右が暗い

また、このソフトボックスを被写体に近づける事によって、映り込みが大きく、被写体に当たる光が柔らかくなります。
上の例に比べると、缶の左上の光が大きくなっている事が判ると思います。

最初の天井バウンスの作例では、缶の上の方に色々な物が映り込んでいましたが、それに比べると、映り込みの整理が出来ます。

傘バウンス(傘バン)

撮影用の、内側が白くなっている傘にバウンス(反射)させました。
これは直径150cm程度で、比較的大きい傘です。
普通の撮影用アンブレラは直径80cm程度の物が多いです。
大きい傘の方が光を柔らかくできます。
また、シャープな光を作る為に、内側がシルバーの物もあります。

スチレンボード有り
影が弱い
缶の右が明るい
スチレンボード無し
影が強い
缶の右が暗い

商品への映り込みで、傘の中のライト自体が黒いのが判ります。
こういった映り込みが嫌な場合は、先に紹介したソフトボックスを使います。
ただし、こういった反射する様な被写体でなければ、比較的光が柔らかくて使いやすいです。

映り込みへの対策

あまりテカらない布などの商品は問題有りませんが、上に出てきた例をご覧頂いて判る通り、反射して映り込みが判る被写体の場合は、そのあたりのケアも必要です。
その場合は、写って良いものをあえて写し込む事で対策します。

こちらが、スチレンボードで囲った例です。
正面の少し暗くなっているのは、カメラが写っている部分ですね。
右と左の方に少し見える暗い部分は、奥のスチレンボードが無い部分が反射しています。
こだわる場合は、ここまでスチレンボードを伸ばす必要があります。

また、左だけグレーや黒のボードを写し込んで、丸みを表現するという方法も有ります。

いかがだったでしょうか?
効率よく撮影するには、天井バウンスが一番お勧めですが、演出によってライティングのバリエーションを使い分ける事も検討してみてください。

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